一括払いのメリット
まとまったお金が用意できれば一括払いを選ぼう
まとまった金額を揃えることが可能な債務者は、一括払いを選ぶこともできます。
一括払いは、家族や親族などの協力からまとまったお金を用意できる人が行い
ます。その最大のメリットは、利息制限法で引き直した額よりも少ない金額で和解
ができるということです。よくて7割、悪くて9割の残元金を払うことで、借金整理が
すんでしまいます。総債務額が300万円であれば、3割カットで90万円、200万
円であれば3割りカットで60万円も債務額が減ります。
債務者の利益はたいへん大きいので、まとまった資金の調達が見込める場合には、
一括弁済を選ぶほうがよいでしょう。
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債権者は平等に扱わなければいけない
一括払いで解決する場合、債権者を平等に取り扱うことが要請されます。それゆえ、
支払う割合は業者それぞれ同じでなければなりません。
たとえば、返済資金として300万円を用意できたが、債権者5社に400万円の残
債務がある場合、債権者5社への一括弁済の支払い提案は、残債務の75%で
行われます。75%の支払い提案に全債権者が応じない場合は、改めて支払い
割合を高めて提示することになります。
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一括弁済を行う場合の注意点
一括弁済の効果が大きいのは理解してもらえたと思いますが、専門家に依頼せず
独自に業者と交渉して一括弁済をする場合には注意が必要です。業者が利息制限
法による引き直し計算をすることなく、少し減額するという形で和解を進めてくる場合
があるからです。
業者は出資法に基づいた高利息をとっています。ですから、業者の主張する8割が、
利息制限法で引き直した金額の8割よりも相当高い金額である可能性があります。
もし、親族から返済資金を借りて借金問題を解決しようとするなら、弁護士に依頼し
て一括弁済をするのがよいでしょう。専門家に頼まずに、家族の協力だけで完済し
たが、再び借金を抱えてしまったという人もいます。業者にとって、こういう人は完済
できる良質な顧客ということになるのです。
当然、業者は再びお金を貸してきます。これでは、せっかく家族の援助で残元金を
支払っても、その協力は水の泡となってしまいます。
専門家に依頼すれば、確かに費用がかかります。しかし専門家に依頼すると、業者
にとってその顧客は要注意人物となり、融資の案内も少なくなります。
一括弁済をしようとする場合には、専門家に相談してみることをオススメします。
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